昨日、窯出しの還元の窯からO君の作品を紹介。若いわりには渋好みのO君、お皿でいろいろな試みをしています。色化粧で遊んだり、釉薬の掛け方を工夫したりと、多彩な表情のお皿を生み出してきました。
今回は、黒泥土で使いやすそな中皿を轆轤で成形。最近始めたイッチンで白化粧泥を大胆に走らせ素焼きへと。白化粧泥が厚くひび割れたところも、なかなかの風景と気にしない。釉薬は藁灰系の中萩を掛けて還元の窯へと。
そして窯から出たのが写真の作品。釉薬も左側が厚めで良い表情に、渋めの民芸風の仕上がりとなりました。ところでO君のお皿、陶芸展などではよく売れるんです。使いやすさもさることながら、お値段が非常にお手頃。そんなわけでついたあだ名は「完売君」です。