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窯からのたより(2)

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昨日、窯出しの還元の窯からO君の作品を紹介。若いわりには渋好みのO君、お皿でいろいろな試みをしています。色化粧で遊んだり、釉薬の掛け方を工夫したりと、多彩な表情のお皿を生み出してきました。

今回は、黒泥土で使いやすそな中皿を轆轤で成形。最近始めたイッチンで白化粧泥を大胆に走らせ素焼きへと。白化粧泥が厚くひび割れたところも、なかなかの風景と気にしない。釉薬は藁灰系の中萩を掛けて還元の窯へと。

そして窯から出たのが写真の作品。釉薬も左側が厚めで良い表情に、渋めの民芸風の仕上がりとなりました。ところでO君のお皿、陶芸展などではよく売れるんです。使いやすさもさることながら、お値段が非常にお手頃。そんなわけでついたあだ名は「完売君」です。
by tougei-musashino | 2005-12-01 18:14 | 窯出し情報 | Comments(1)
Commented by 人呼んで、高ピー at 2005-12-05 12:16 x
おお!バーナード・リーチのスリップウエアか?
はたまた濱田庄司の流し掛けか? 「完売君」渋ウマですね。
そろそろ、その才能と技術を安売りなんてしてはいけません。
はっきり言って私は迷惑千万で〜す!!!


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